vol.13 コーヒー編
毎日飲むコーヒーや何気なく行くカフェでも、実はSDGsに関わることができます。
まず、いつもの1杯をフェアトレードコーヒー、またはスペシャルティコーヒーに変えることからはじめてみませんか。 フェアトレードコーヒーとは、生産国から適正な価格で取引したコーヒー豆のこと。あたり前のように思えますが、残念ながら先進国がコーヒー豆の生産地である途上国から、労働力に見合わない安価で輸入する事例が多くあります。このことが生産者の貧困や、社会・環境問題にもつながっています。
多くのフェアトレードコーヒーには、認証マークがついています(ついていないものもあります)。フェアトレードコーヒーを扱うスーパーも増えてきているので、ぜひ探してみてください。
スペシャルティコーヒーは、高品質で、トレーサビリティが明確、かつサスティナビリティが守られているコーヒーのこと。
1980年代にアメリカでスペシャルティコーヒー協会が発足し、日本でも2003年に日本スペシャルティコーヒー協会が設立されました。クオリティー、公正な取引、環境問題などにおいて、協会が定める基準に合致したものが、スペシャルティコーヒーと認定されます。スペシャルティコーヒーは、クリーンな味わいで胃にもたれることもありません。専門店での購入がおすすめです。「スペシャルティコーヒー専門店」で検索すると、オンラインショップもたくさん出てきます。
スペシャルティコーヒーは豆ごとの個性が豊か。お店の人に質問しながら、好みのコーヒーを探してみてください。甘酸っぱいフルーツのようなコーヒーや、ワインのように深みのあるコーヒーなど、きっと新しい味に出会えるはず。 おいしくて地球にも社会にもやさしいコーヒーを朝の習慣にすれば、1日を気持ちよく過ごせそうです。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
HP https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube https://www.youtube.com/c/cafemel
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