vol.24 省エネCOOKING
蒸し暑い季節は、毎日の食事作りも大変。コンロの前に立つ時間はなるべく短くしたいですよね。今回は、料理の加熱時間を短縮する裏ワザをご紹介します。家事をラクにするだけでなく、省エネにもつながります。
1分ゆで卵 【つくり方】
ゆで卵は「卵がかくれるくらいの水量で、沸騰後10分前後茹でる」のが通常の作り方ですが、フタを使うと火にかける時間はわずか1分、水の量も少なくてすみます。
小鍋に卵を入れ、鍋の2㎝高さまで水を注ぎ、火をつけます。
沸騰したらフタをして、1分経ったら火を止めます。
フタは開けず、そのまま余熱で蒸らします。6分置くと半熟卵に、12分置くと固ゆで卵になります。
※フタはぴったり閉まるものを使ってください。
ちなみに、卵のふくらんでいる方に金串や画びょうで小さく穴をあけると、皮がツルンとむけます。100円均一ショップでは穴開け専用の道具が売っています。
茹で時間ゼロのパスタ
【つくり方】
大鍋いっぱいの湯でグラグラ茹でる、パスタ。吹きこぼれないよう熱い蒸気の前で見張っていると、まるでサウナのような蒸し暑さです。夏はフライパンを使って、スマートに茹でるのがおすすめ。茹でた後に水でしめて、冷製パスタにするのもいいですね。
パスタを半分の長さに手で折り、フライパンに入れます。パスタの量は200g以内がベター。
パスタがしっかりかぶるくらいの水を注ぎ、火にかけます。
沸騰したらパスタを箸で混ぜます。フタをして、火を止めます。袋に記載されている茹で時間分、そのままの状態でおきます。
ザルにあげます。フライパンに戻してソースとあえれば、洗い物も少なくてすみます。
くっつかないそうめん
【つくり方】
夏の定番そうめんも、パスタと同じくフライパンで茹でることができます。この方法だと、茹でた後のそうめんがくっつかず、時間が経っても食べやすいのが特長です。
大きめのフライパンにたっぷりの湯を沸かし、そうめんをバラしながら入れます。箸で麺をほぐすように混ぜ、フタをして火を止めます。
4分間そのままの状態でおいてからザルにあげ、流水でしっかり麺を洗います。
そうめんが残ってしまった場合はラップで包み冷凍し、味噌汁の具材にするのがおすすめ。凍ったまま入れて大丈夫です。
今年の夏も暑くなりそうですね。三食しっかり食べて、元気に夏を乗りきりましょう。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
HP https://www.cafemel.com/watanabeizumi
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