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vol.25 エシカルフラワーショップ・Feri

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武蔵小金井駅北口から徒歩3分、昔ながらの商店が並ぶエリアにある、フラワーショップ『Feri』。小さなドアをあけると、そこは別世界。ナチュラルテイストな花々、天井を覆うシックなドライフラワー、ヴィンテージの家具や雑貨、そして壁に飾られるアート作品。まるで映画のセットに迷い込んだかのような空間です。 店を営むのは、笑顔がすてきな木口かほりさん。10代の頃からずっと花の仕事にたずさわっているだけあり、どんな質問にも丁寧に答えてくれる、頼もしいフローリストです。







自由に手にとりながら選んでほしいという理由から、『Feri』では花を冷蔵ケースに入れていません。香りを確かめたり、他の花とあわせてみたり。季節の草花とたわむれるのは、穏やかで心地よい時間です。 「冷蔵ケースで保管すれば花は長持ちしますが、外気に触れると温度差で痛んでしまう場合があります。せっかく購入した花がすぐ枯れたら、お客さまをがっかりさせてしまう。そうならないためにも、うちでは室温で管理しています」と木口さん。 花材は少量ずつこまめに仕入れ、日々丁寧にお世話をする。弱ってしまった花は、常連さんにプレゼントをしたり、ドライフラワーにしたりする。そんなやり方は手間がかかるし、利益に響くかもしれません。だけど命ある花を大切に扱いたい、お客さまに花のある生活を楽しんでほしい。その気持ちの方が、木口さんにとってはずっと大切なのです。








木口さんに自宅で花を楽しむアイデアを聞いてみました。 「できれば水は毎日替えてください。ブーケのまま生けるのもいいですが、最近私が気に入っているのが、小さな瓶に1、2輪ずつ挿して一箇所にまとめるスタイリング。テクニック不要で、間違えなくかわいくなります」 『Feri』では多種多様な花瓶を販売していますが、木口さんいわく「ドレッシングの空き瓶を再利用してもOK」とのこと。カジュアルに楽しめそうです。








「花は心を満たし、言葉以上に気持ちを伝えてくれるもの。ブーケで相手に感謝やお祝いを伝えたり、辛い状態の方を癒やしたり。私たちが生きていく上で、なくてはならない存在だと思っています」と木口さん。 暮らしを豊かにしてくれる、花。自分のために、だれかのために、もっと気軽に贈りたくなりました。



Feri

住所/ 小金井市本町5-18-9

TEL/ 042(385)1787

営業/ 水・金曜13時〜18時、木・土曜11時〜18時

定休/ 日・月・火曜

Instagram/ https://www.instagram.com/kiguchikahori


渡部和泉 わたなべ いずみ

ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。

HP  https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube  https://www.youtube.com/c/cafemel

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