vol.8 スーパー編
あけましておめでとうございます。
今年は去年より、もう一歩、エシカルな日常をおくれるようにしたいと思っています。
2023年も本連載にお付き合いいただければうれしいです、どうぞよろしくお願いします。
【家庭内フードロス防止】
毎日の食材を購入する、近所のスーパー。休日に1週間分をまとめて買い込んだり、会社帰りに立ち寄りパパッとカゴに入れたり…。日々のことだから、効率的に済ませてたいですよね。
いつもは事前に足りないものをメモしておきますが、急ぎの時は冷蔵庫の中をパッと写真で撮ってから出掛けます。買う前に画像を確認すると、二重買いや買いすぎの防止に役立ちます。
ちなみに今は、スマートフォンのアプリと連携している冷蔵庫が発売されていて、外出先でも庫内の写真が確認できるそう!冷蔵庫の進化を感じますね。
【手前から取る】
正直に告白すると、以前はスーパーで陳列の奥に並ぶ商品チェックして、賞味期限が少しでも長いものを選んでいました。行動を変えたのは、SDGsを気にするようになり、日本のフードロスの現状を知ってから。まだ食べられる食品が大量に捨てられることにショックを受けたのがきっかけです。
特にわが家の常備品である卵、納豆、豆腐、牛乳は消費ペースがはやいので賞味期限内で食べ終わるし、期限を過ぎてもにおいと見た目を確認して問題なければ大丈夫。賞味期限にこだわる意味はなかったのです。
同じ理由で、見切り品、おつとめ品もチェックするようになりました。個人的にナチュラルチーズは熟成のすすんだ、賞味期限ギリギリのものが好き。
もし消費期限内に食べ切れなさそうな場合は、冷凍庫へ。納豆はそのまま、豆腐はカットして水切りした状態で、卵は錦糸玉にしてから冷凍すると、その後の調理がしやすいです。牛乳はホワイトソースにして冷凍、シチューやグラタンで消費するのがおすすめ。
食べものを大切にする気持ちを大切に、スーパーでは陳列棚の手前からとり、そして見切り品コーナーをチェックしつつ、買いものをしています。
○ホワイトソースの作り方
小鍋に小さく切ったバター30gを入れて弱火で溶かし、小麦粉大さじ2を加え、まとまるまでヘラで炒めます。牛乳300mlを少しずつ加えてなめらかな状態にし、軽くとろみがついたら塩コショウ各適宜で味を整えます。容器に入れて冷凍し、使う時は冷蔵庫で自然解凍をします。製氷器に入れて小さく冷凍しておくのもおすすめ。いつものスープに少量加えるだけで、グッと贅沢な味わいになります。
○水切り冷凍豆腐の使い方
解凍後、両手ではさんで水分を絞ってから使います。スポンジのようになるため、中に味が染みやすくなり、大豆ミートのように使えます。タレを吸収させてから唐揚げにしたり、お煮しめに加えたりと、アレンジ次第でおいしくいただけます。
渡部和泉 わたなべ いずみ
ライター、フードコーディネーター、国際中医薬膳師、漢方スタイリスト。
漢方薬メーカーや無添加食材宅配会社での勤務を経て、独立。
自然豊かな東京の郊外で、タカキホームで建てた家に暮らす。
HP https://www.cafemel.com/watanabeizumi
YouTube https://www.youtube.com/c/cafemel
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